運営委員長からのごあいさつ
はじめまして。
"rennyの備忘録"というブログを運営しているrennyと申します。
「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2009」を当サイトにて実施することになりましたので、ごあいさつを兼ねて以下ご説明いたします。
1)この企画のきっかけ、この企画に込めた想いについて
2)当サイトを開設、企画実施に至った経緯
3)お願い
1)この企画のきっかけ、この企画に込めた想いについて
多くの人にとって投資信託とは中長期の資産形成のための手段と位置づけられていることと思います。 中長期の資産形成を達成するには「持続可能性」が非常に重要な要素だと私は考えます。
その「持続可能性」を担保するのは、投資家と、ファンドに関わる投信会社との信頼関係です。この信頼関係を築くのに、評価会社の適切な、中立的な評価が役に立つことも多いことでしょう。
当サイトをご覧の皆様は既にご承知とは思いますが、投資信託の評価サービスを提供している企業(評価会社)や団体も同様の企画を毎年行っています。
しかしながら、実際に投資信託に資金を投じている投資家の評価、あるいは、気持ちをどの程度反映されているのか明らかではありません。
この信頼関係の真の当事者は、投資家と投信会社に他なりません。
ここ数年、投資信託に自ら投資している個人投資家でブログを開設、発信する方々(投信ブロガー)が増えてきました。昨年の金融危機にも屈せず、地道に続けておられる投信ブロガーが沢山いらっしゃいます。
そんな投信ブロガーの皆さんのお声を元に、真に「持続可能性」を感じられるそんなファンドを選びたい、顕彰したい、 というのがこの企画の原点です。
そして、販売会社ばかりでなく、実際に運用に携わっている投信会社の皆さんへの関心をもっと高めていただきたい、というのも、もう一つの原点です。
2)当サイトを開設、企画実施に至った経緯
さて、この企画ですが、実は既に2回実施しております。
過去2回はいずれも、冒頭に御紹介した私のブログで実施しました。
昨年は、その結果を年初の"インデックス投資ナイト"というイベントで発表していただき、非常に大きな反響を得ることができました。
この過程で、この企画自身が投票してくださった投信ブロガーの皆様あっての企画であることを、あらためて認識すると同時に、この企画自身の「持続可能性」にも想いを馳せました。
全くの個人的な評価ですが、今もって「ロクでもない」投資信託・ファンドが新たに設定されています。
これらのファンドには「持続可能性」という考えは最初から感じられません。投資家の方も納得ずくでしょうから、それはそれで結構です。
しかし、現実にはこうした商品が跋扈することで、良心的な新商品が設定され難いという状況を生み出している面もあります。
投資家と長期的な信頼関係を築こうという意思を持つ投信会社が設定する良心的な商品が生まれ育つ、 そんな環境が個人投資家の真の願いではないでしょうか。
そんな環境の実現にはまだ時間を要するでしょう。
その時間を縮めるために「何か」できないだろうか?
この企画が継続して実施されることがその「何か」の一つではないか、であれば、 この企画自身の「持続可能性」が極めて重要!と確信しました。
そこで前回発表のご縁もあり"インデックス投資ナイト"の運営事務局の皆様にご相談し、新たなWebサイトの開設をお願いし、ここに至った次第です。
ですから、ぜひ次回、次々回と継続したいと考えております。
3)お願い
本企画は、インデックス投資ナイトと連携して実施されておりますが、 インデックス投資、インデックスファンド、ETFを主たるテーマに据えていない投信ブロガーのご投票も大歓迎です。「こんな素敵なアクティブファンドがあるんだ!」という投信ブロガーの声もお待ちしております。
投信ブロガーの皆さんの声の一つ一つが、投資家にとってより良い環境を実現させる「何か」である、と私は信じています。
投信ブロガーの皆様の奮ってのご参加を心よりお願い申し上げます。
投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year2009
運営委員長 renny